「今も将来も大事」
これからの不登校や若年層のひきこもり当事者のサポートで重要なのは「今も将来も重視すること」です。
「今が重要です。今を大切にできないのであれば将来も大切にはできません」と現状ばかり大切にしていても、現状のその人が「いつかはこんな自立がしたい」と思っているのであれば、それは今を大切にしているとは言えません。
実際、目先の欲求を満たすことで数年、数十年を過ごしたとき、「なぜあのとき自分は動かなかったのか」と後悔の念を抱く人は多いと思います。私たちの経験でも、「ずっと家にいるままでいい」と考えている人はほとんどいませんでした。「在宅は理想というわけではなく、一種の避難所のようなもの」と考えている人が多かったのです。
では、早めに進路進路と、具体的には教科学習、受験、進学、アルバイト、就職活動、就職などに向かって活動していけばいいかというと、そうでもありません。将来への焦りや不安を主燃料として活動していくのは、お勧めできません。「数年後の再不適応」に向かって歩みを進めているかもしれませんから。
これはもう、「今も将来も大事」と考えるしかありません。今だけを大事するのではなく、将来への取り組みも含めて今を大事にし、将来に積極的になる前にしっかりと今を大事にする、ということです。
具体的には、「少しずつ」「自信をつけながら」「納得しながら」「行きつ戻りつしながら」「断続しつつも継続して」進路に取り組んでいくと無理がないでしょう。リハビリのようなものです。
どうしても「今を大切に」だと、「短期的欲求」である娯楽への欲求や、不安や面倒ごとを回避する欲求が中心となりやすく、「進路が優先」だと、不安や焦りを動機とする取り組みにつながりやすいでしょう。
「今を大切に」しつつ進路を選ぼうとすると、進路先に理想を投影したり、希望的観測や楽観で選んだりしやすいでしょう。「進路が優先」だと、家にいても心が休まらないかもしれません。
ひとくちに進路といっても、就学就労だけではありません。中には就学就労しないほうがいい人もいます。進路とは「その人の進む道」のことです。「今のままずっと」が難しかったり、嫌だったりするのであれば、今も大事にしながら、将来のことも大切にできるよう、少しずつ取り組んでいくことでしょう。もし、現在在宅が安全圏であるのならば、将来も安全に過ごしていけるようにしましょう、ということです。
「今が重要です。今を大切にできないのであれば将来も大切にはできません」と現状ばかり大切にしていても、現状のその人が「いつかはこんな自立がしたい」と思っているのであれば、それは今を大切にしているとは言えません。
実際、目先の欲求を満たすことで数年、数十年を過ごしたとき、「なぜあのとき自分は動かなかったのか」と後悔の念を抱く人は多いと思います。私たちの経験でも、「ずっと家にいるままでいい」と考えている人はほとんどいませんでした。「在宅は理想というわけではなく、一種の避難所のようなもの」と考えている人が多かったのです。
では、早めに進路進路と、具体的には教科学習、受験、進学、アルバイト、就職活動、就職などに向かって活動していけばいいかというと、そうでもありません。将来への焦りや不安を主燃料として活動していくのは、お勧めできません。「数年後の再不適応」に向かって歩みを進めているかもしれませんから。
これはもう、「今も将来も大事」と考えるしかありません。今だけを大事するのではなく、将来への取り組みも含めて今を大事にし、将来に積極的になる前にしっかりと今を大事にする、ということです。
具体的には、「少しずつ」「自信をつけながら」「納得しながら」「行きつ戻りつしながら」「断続しつつも継続して」進路に取り組んでいくと無理がないでしょう。リハビリのようなものです。
どうしても「今を大切に」だと、「短期的欲求」である娯楽への欲求や、不安や面倒ごとを回避する欲求が中心となりやすく、「進路が優先」だと、不安や焦りを動機とする取り組みにつながりやすいでしょう。
「今を大切に」しつつ進路を選ぼうとすると、進路先に理想を投影したり、希望的観測や楽観で選んだりしやすいでしょう。「進路が優先」だと、家にいても心が休まらないかもしれません。
ひとくちに進路といっても、就学就労だけではありません。中には就学就労しないほうがいい人もいます。進路とは「その人の進む道」のことです。「今のままずっと」が難しかったり、嫌だったりするのであれば、今も大事にしながら、将来のことも大切にできるよう、少しずつ取り組んでいくことでしょう。もし、現在在宅が安全圏であるのならば、将来も安全に過ごしていけるようにしましょう、ということです。