「選択肢」の誤解
「学校」
「教育支援センター(適応指導教室)」
「フリースクール」
「学びの多様化学校(不登校特例校)」
「インターナショナルスクール」
これらは「通所に抵抗がある子どもたち」にとって、選択肢ではありません。ぽっかり空いた穴に落ちてしまった子どもたちには、選択肢が無いのです。そうした「選択肢のない子どもたち」が利用を勧められやすいのは、医療やカウンセリングです。しかし、医療やカウンセリングで、リアルな人間関係や進路といった教育ニーズを満たすのには無理があります。
よく不登校に対する批判に「学校は勉強だけじゃない。人間関係を学ぶところでもある」とか「学校で我慢をすることを学ぶのも大切だ」といった意見があります。しかし、「学校で、人間関係に対する強烈な負のイメージを植え付られた子ども」「学校で我慢ばかりし続けていた子ども」は通所型施設を拒みやすいものです。
通所型に行けなくなってしまった子どもたちが「選択肢のない子どもたち」となり、「ひきこもり型不登校」になるしかない現状があります。